「フラット35S」の優遇金利をシミュレーションしてみると
「フラット35S」のは、通常の「フラット35」の金利より返済当初の10年間、0.3%の優遇金利がてい起用されます。僅か0.3%とお思いでしょうが、実はこの0.3%は、総返済額においてはかなり大きな数字です。
金利3.0%、借入金額3000万円、返済期間35年の固定金利、ボーナス払いの通常の フラット35でのローンの場合、毎月の返済額は約11.5万円で総返済額は、4850万円ほどになります。これに対して平成20年に導入された10年間の優遇金利-0.3%と用い返済当初の金利を2.7%とすると、毎月の返済額は、約11万円となり、総返済額は、4750万円ほどで、総返済額において約100万円ほどの削減効果があります。
しかし、先述の通り「フラット35S」の適用を受けるには、技術基準をクリアすることが必要で、これには当然コストがかかります。返済額の減少だけを考えず、トータルで検討することも必要な事とも言えます。
「フラット35S」は、いわゆる品確法に定められた住宅性能基準に依拠し、品確法は、日本の住宅の劣化の早さに着目し、中古市場が形成されない経済的ロスを減少させることも立法趣旨としています。
資産としての住宅価値を高め、エコロジー、高齢化問題、地震対策に関心を寄せる住宅購入がなされることを期待して、「フラット35S」は導入された制度とも言えます。